幼馴染がある日突然妹になった その3
- 2016/08/13
- 12:00
兄「少し恥ずかしい思いさせようか?」
妹「はずか・・・?・・・っっっ!!!//////」
兄「どうした?」
妹「や、だ、そんなに、見ないで・・・//////」
兄「見ないで?さっき自分から襲い掛かってきた奴のセリフか?」
妹「だって、それは、兄が」
兄「じゃあやめておくか?怖くなったろ?」
妹「・・・ハァ・・・っ・・・」
兄「・・・・」
妹「怖くなんか、ない、もん・・・」
兄「やれやれ・・・」
妹「兄は、こんな妹、けいべつする・・・?」
兄「いいや、軽蔑だとか、キライだとか、そんなチャチなもんじゃないよ」
妹「・・・?・・・」
兄「俺はお前のこと大好きだ、大好きで、大好きすぎて、だからついいじめたくなるんだよ・・・。ほら、もう隠しても見えてるぜ。お前の胸・・・」
妹「やぁ、い、言わないでいい、そんなの・・・」
兄「手、邪魔だぜ。どかせよ」
妹「っっ・・・・・////////」
兄「(くすっ)・・・綺麗だな、妹のおっぱい・・・誰の手も触れてない」
妹「らって、はじめて、だもん・・・」
兄「自分で触って弄ったことも?」
妹「そんなの、ない、よぉ・・・」
兄「じゃあ、これ触ったらどうなるのかも、知らないんだな」
妹「・・・さわる、の・・・?」
兄「触るよ。それ以上のこともする」
妹「・・・うん・・・」
妹「はぅっ・・・ん・・・なに、なんかへん・・・」
兄「どうした?まだ少し触っただけだぞ」
妹「・・・わ、かんないよぉ・・・」
兄「分かるまでもっとやってやろうか」
妹「んっ・・・おにぃ、ちゃんっ・・・」
兄「顔を隠すな。お前の可愛い顔が見れないだろ」
妹「いやぁ、恥ずかしいから、これ以上、みな・・・いで・・・」
兄「イヤだね」(ぐいっ)
妹「っっ//////」
兄「肌、すごく白いんだな、それにすべすべしてる」
妹「うぅ・・・てつき、やらしぃ・・・」
兄「でも俺に、こういうことされたかったんだろ?」
妹「わかんない、もぅわかんない//////」
兄「まぁ、イヤって言っても、もうやめないけどな」
兄「腰浮かせよ、下も脱がすぞ」
妹「・・・うん・・・」
兄「急に素直になったな?胸触られて感じたのか?」
妹「もう、あたまのなか、ぐちゃぐちゃで、なにも、わかんない」
兄「じゃあ俺が好きなように弄って遊んでやるよ。こことか」
妹「ひぁっ!!」
兄「こことか・・・」
妹「んんっ・・・」
兄「何も喋れなくなっちゃったか?」
妹「ハァッ・・・ハァッ・・・」
兄「・・・これで、お前は、もう丸裸だ」
妹「・・・み、みらいでぇ・・・」
兄「隠すな。俺に全部見せろ。でないと、ここでやめるぞ」
妹「やら、やらぁ・・・」
兄「じゃあどうすればいいか、分かるな?」
妹「・・・//////」
兄「・・・ここも、自分で弄ったりしてないのか?」
妹「それ・・・はぁ・・・うあっっ!?」
兄「正直に言えよ。怒ったりキライになったりしないから」
妹「・・・」
兄「言えないのか?オナニーしたことくらいあるんだろ?」
妹「そんなの、いえるわけない・・・//////」
兄「やれやれ・・・」(ちゅぷっ)
妹「――――!!!!!」
兄「分かるか?指が、先っぽだけ入ってるの」
妹「・・・ひぐっ・・・」
兄「もっと深く入る」
妹「・・・っったい、いたいっ!!」
兄「そりゃそうだろ、処女だもんな・・・」
妹「いひゃぁ、こんなの」
兄「でも、指なんかより、もっと痛いぜ・・・コレはな」
妹「これ・・・これ・・・が・・・」
兄「あぁ、これが男のモノだ。見たことなくても知ってはいるだろ?」
妹「う、うん・・・」
兄「さっきの何倍も痛いぜ?」
妹「う・・・ん・・・」
兄「ほら、股開けよ・・・」
妹「も、もう挿れるの・・・?」
兄「いいや」
妹「??」
兄「コレを、お前のここに」
妹「ふぁっ!!!!!」
兄「擦りつけていじめる」
妹「うあぁ、ああああああ、あぁああああぁ」
兄「どうだ?気持ちよくなってきたか?」
妹「らめ、これ、らめ、おかひく、なるっっ!!」
兄「なっちゃえよ。見ててやるから」
妹「いひゃぁ、みらいれ、みらいれぇぇ、ふぁあっ、はぁ、ああああああああああああああ」
兄「クリトリスに擦り付けられてイっちゃったのか?本当にオナニーもしたことなかったのか」
妹「みちゃらめって、いったのにぃぃ・・・」
兄「見ろよお前のえっちな汁で汚れちまった」
妹「そんなの、わらしのせいじゃ、ないもん//////」
兄「どうする?もうやめておくか?幸いお前はイけたみたいだからな、ここでやめてもいいぜ。お前次第だ」
妹「え?」
兄「どうしたいのか、自分で言ってみな」
妹「また、そうやって、ズルする・・・」
兄「そうか?でも俺は本当にやめたって構わないんだぜ?男の俺には処女を失うってのがどんな痛みなのか、全く分からないしな」
妹「でも、お兄ちゃんは、全然まだ、か、感じてないんでしょ・・・」
兄「まぁな」
妹「だったら、最後までして!私のことはいいから、お願い!」
兄「・・・わかった・・・」
兄「まずお前ので汚れたコレを、舐めて綺麗にしてくれよ」
妹「な、めて・・・?」
兄「あぁ、口で、舌で舐めて綺麗にするんだ。できるよな?」
妹「う、うん・・・やったことないけど、頑張る」
兄「いい子だ・・・」
妹「こ、こう?・・・んっ・・・ちゅるっ・・・んむっっ・・・」
兄「そうだ、口に咥えるだけじゃない、舌を使って裏のほうまで綺麗に舐めとるんだ」
妹「うん・・・」
兄「よし、上手だな・・・綺麗に舐めとったら、今度はコレをつけるんだ」
妹「これ・・・な、なに?」
兄「避妊具、ゴム、まぁコンドームだな」
妹「えっと、つ、つけ方なんか知らないよ・・・」
兄「教えてやる。まず袋から出して」
妹「・・・風船みたい・・・それで・・・?」
兄「そしたらそのちっちゃく出っ張ってるトコに、空気が入らないように気をつけて、コレに当てるんだ」
妹「え、えっと、うん、はい」
兄「そしたら下まで一気に」
妹「できたっ!・・・かな?これでいいの?」
兄「よし、いい子だ・・・じゃあ御褒美やるからな」
妹(ドキドキ)
兄「あんまり緊張して体硬くするなよ、余計痛いぞ」
妹「そんなこと言ったって、怖いものは怖い・・・」
兄「とにかく力抜きな、痛がらせたいわけじゃないからな」
妹「・・・変なときだけ、優しくなる・・・」
兄「こういうときぐらいはな、行くぞ」
妹「う、うん・・・」
兄「っっ!!」
妹「いっっっっ!!!!あっっっっ!!!!―――!!!」
兄「・・・全部お前の中に、入ったぞ・・・大丈夫か?」
妹「だいじょうぶに、みえる?」
兄「全然見えない」
妹「こんなに痛いなんて、聞いてないよ・・・」
兄「だから、どんだけ痛いか俺は知らないって言ったろうが・・・」
妹「ぐすっ・・・うぇっ・・・」
兄「泣くなよ・・・」
兄「バカだな・・・だから止めようって言ったのに・・・」(なでなで)
妹「だって・・・だって・・・」
兄「しばらくは、動かないでいてやるから・・・」
妹「うん・・・でも、いいの」
兄「あぁ?」
妹「気にしなくて、いいから・・・このまま、続けていいよ・・・」
兄「痛いんだろ?」
妹「私だけ気持ちよくなっちゃ、ズルいもん・・・お兄ちゃんも気持ちよくなって欲しい・・・。私の中で、気持ちよくなってくれるなら、それだけで、嬉しいから・・・」
兄「・・・ほんと、バカだなお前は」
妹「なんでさぁ・・・」
兄「これじゃ俺が悪者じゃねぇかよ・・・ったく・・・本当に、いいんだな?」
妹「いいよ・・・最後まで・・・」
兄「・・・動くぞ・・・」
兄「はぁ、はぁっ・・・はぁっ・・・」
妹「ひぐっ・・・んっ・・・んんっ・・・」
兄「おい、大丈夫か?」
妹「きにしなくていいってば、いたいの、我慢してるから、はや、くっ・・・」
兄「うん・・・」
妹「きもちいいの?おにいちゃん・・・」
兄「あぁ、いいよ。お前の中、すごく気持ちいい」
妹「うん、・・・うん、・・・嬉しい・・・」
兄「くっ・・・」
妹「なんか、もう、あたまが痺れて、だめだ・・・」
兄「妹・・・?少しずつ、感じてきてるのか?」
妹「わかんらい・・・もう、しゃべれない・・・」
兄「お、俺、もう、そろそろっっ」
妹「うんっ・・・このまま、さい、ご、までっ」
兄「うぁああああっ!!!!」
妹「・・・」
兄「・・・」
妹「・・・熱した棒を無理やり出し入れされたみたい」
兄「わざわざ言うなそんなこと」
妹「まだ中に入ってるみたいで、なんか気持ち悪いっていうか・・・」
兄「俺のせいじゃないからな。お前が襲ってきて、お前がしたいって言ったんだぞ」
妹「別に責めてなんかないよ。ただ思ったこと言っただけ」
兄「・・・痛かったろ、ごめんな」
妹「いいよそんなの・・・ちょっと嬉しかったもん・・・」
兄「してるのが?」
妹「そうじゃなくって、あのときだけは、兄の頭の中は、私だけだっただろ」
兄「//////何変なこと言ってんだバーカ」
妹「照れてる」
兄「照れてない」
妹「顔赤いの可愛いんだな、兄」
兄「うるせ」
兄「・・・うわっ」
妹「なにそれ、朝から人の顔見るなり『うわっ』はないんじゃない?」
兄「い、いや、ゴメン・・・しかし妹」
妹「何?」
兄「昨日も思ったけど、随分女らしくなったよな・・・」
妹「いきなり何言ってるんだか・・・//////もう朝ごはんできてるよ、何度も呼んだのに起きないお兄ちゃんが悪いんだからね」
兄「かわしかたも上手になったもんだ」
妹「そりゃ、あれだけからかわれてたらね・・・」
兄「・・・逆につまらねーな・・・」
妹「だからっ!私で遊ぶの禁止!!」
兄「つまんねーの」
兄「喋るの、辛くなくなったのか?」
妹「うん、なんだかいつの間にかね・・・自分でも不思議だけど、なんだか慣れちゃったみたい」
兄「随分頑張ってたもんな」
妹「・・・、で?」
兄「で?って何だよ」
妹「前の私と比べてどう?ってこと」
兄「あぁ・・・うん、なんだか今になってみると前の喋り方も結構よかったかもな」
妹「今更そんなこと言われても、もう戻せって言ったってそう簡単に戻らないからね」
兄「戻さなくっていいけどさ、似合ってるし」
妹「似合ってると言われればそりゃ、悪い気はしないけど・・・」
兄「でもなー」
妹「ん?」
兄「ポニーテールをやめることはなかったんじゃないか?」
妹「ぇ」
兄「・・・俺ポニー好きなのに」
妹「ちょ、ちょっとリボン買って来る」
兄「冗談だよ」
友「妹ーおはよー」
妹「うん、おはよ」
友「随分自然になったねぇ、もうマイナスつけられなくて悲しいわ」
妹「たまに思うんだけど友って兄と属性同じだよね・・・」
友「属性って?」
妹「S属性が・・・」
友「あらあら、この子ったらいつの間にそんな高等言語を学んだのかしら・・・」
妹「バカにしてるでしょ・・・」
友「でも違うよ、そうじゃなくってあんたがMなだけ」
妹「なんでそうなるのよ!?」
妹「ふぇー・・・」
友「なんなのよその緊張感のないだらけた表情は」
妹「い、いや、別に何でもないけど」
友「さては兄君と何かあったね」
妹「ギクッ」
友「何があったのか言ってみたまえ」
妹「こ、コレばっかりは拒否権を」
友「まぁ、大体分かるけど」
妹「う、嘘でしょ?嘘だよね!!?ねぇ!!」
友「さぞ幸せだったでしょうに・・・」
妹「わぁ~~~~!!い、言わないでよ!!ぜっっったい言わないでよ!!!!」
友「言わないけど弄るのはやめない」
妹「やっぱりS属性だ・・・」
兄「妹~」
友「お、愛しの彼の登場ですな」
妹「や、やめてよ、もう」
友「幸せ者~羨ましいなぁ」
妹「もうあっち行ってて//////」
兄「妹」
妹「あっう、うん・・・何?」
兄「今日の帰りにちょっと寄りたいところあるんだけど、大丈夫か?」
妹「あ、うん、大丈夫だよ」
兄「じゃあ、また帰りにな」
妹「うん・・・ってそんなことメールで言えばいいのに」
友「顔を見て話したいという男心を理解できないとは・・・まだまだね」
妹「またすぐそうやって背後に現れるっ!!」
友「人を幽霊みたいに言わないでよね失敬な」
兄「んー・・・っと・・・」
妹「また参考書?もう凄い量になってない?」
兄「必要なら貸してやろうか?もう使わなくなったのもあるし」
妹「(ペラペラ・・・)い、いい・・・やめとく・・・」
兄「お前も漫画ばっかり読んでないで勉強したら?」
妹「そ、それは関係ないでしょ・・・」
兄「成績のことで親に怒られても責任もたないからな」
妹「そのときは、またお兄ちゃんに教えてもらうからいいもん」
兄「えぇ、だってお前まともに勉強しようともしなかったじゃん・・・」
妹「あ、あれはこの前だけだってば!!//////」
妹「・・・ねぇ、そういえばずっと聞きたかったんだけど」
兄「なんだ?また英語?」
妹「そうじゃなくってさ」
兄「じゃあ何」
妹「お兄ちゃん童貞じゃなかったんだね」
兄「ぶっ!!」
妹「前に誰かとしたこと、あったんだ?」
兄「・・・黙秘します」
妹「なんかすっごい悔しいんだけど・・・」
兄「なんでだよ!?どうでもいいだろそんなこと!」
妹「よくないっ!!相手は誰!?私の知ってる人!?」
兄「わーわー!!聞こえないっ!!」
妹「また逃げる!!卑怯者!!」
兄「わーわー!!」
兄「いてて・・・本気で怒るなよな」
妹「じゃあなんで隠すの?やましいことがないなら言えばいいじゃん!」
兄「うるっさいな・・・言いたくないことの一つや二つお前だってあるだろが」
妹「ぐっ・・・(口の減らない奴・・・)」
兄「じゃあ、俺がわざわざ教えてやった英語の期末試験の点数は?」
妹「そ、それは・・・」
兄「ほーら、どうした、言えないのか」
妹「だって・・・あんな点数申し訳なくて言えないよ・・・」
兄「と、いうことなので俺も教えない」
妹「じゃ、じゃあ点数言うから教えて!!」
兄「もう締め切りましたー」
妹「結局教えてくれないんじゃん!!」
兄「・・・」
妹「・・・(じーーーーっ)」
兄「まぁだ拗ねてやがる・・・」
妹「教えてくれるまで機嫌直さないもん・・・」
兄「教えたらもっと機嫌悪くなるかも知れないのに言うかバカ」
妹「・・・(じーーーーっ)」
兄「ったく、大体俺だって男だぞ、元カノの一人二人いたって別に罪にはならないだろ!!」
妹「・・・それは、まぁ・・・」
兄「納得してないって顔してるぞぉ」
妹「でもやっぱり気になる・・・」
兄「しつこい奴は嫌いだ」
妹「うぇぇ!?そ、そんなっ」
兄「ふんっ」
妹「ま、待ってよ!ごめん!謝るからっ!!」
妹「結局なんだかうまくまるめこまれた気分」
兄「いいからもう詮索はなしだ」
妹「ちぇーっ・・・私だけじゃないのか・・・」
兄「不可抗力だ、大体その頃俺もお前も仲そんなよくなかったし」
妹「私は昔から兄一筋だったっ!!」
兄「お、大声で言うことか恥ずかしい奴だな!!」
妹「私は兄のことがだいだいだいだいだいす―――もがっ!!」
兄「恥ずかしいから言うんじゃねぇっての!!//////」
妹「・・・」
兄「おい、何『この手は使えるかも』って顔してる」
妹「わかっちゃった?」
兄妹「ただいまー」
兄「ふぃー、今日も暑かった」
妹「わぁっ!!ワイシャツ乱暴に脱ぎ捨てるの禁止!!洗濯するの私なんだから!!」
兄「・・・なんか前よりどんどん説教じみてきたなお前・・・」
妹「文句あるなら自分で洗濯してよ!子供じゃないんだから!」
兄「・・・」
妹「何」
兄「いつの間にか妹っぷりが板についてきたなと思って」
妹「う、嬉しくない!嬉しくないからね!!//////」
兄「嬉しいのか」
妹「ないってば//////」
兄「どう見ても嬉しそうだ」
兄「おはよう」
妹「おはよ♪今日もいい天気だよ、朝ごはん冷める前に食べちゃってね」
兄「お、おう・・・」
妹「な、何よ人の顔じろじろ見て・・・恥ずかしいなもぅ・・・」
兄「いや、はなし方が・・・」
妹「ぇ?何か変?」
兄「いや、口調は完全に女らしく可愛くなったと思っただけ」
妹「ほ、褒めても何にも出ないからね//////」
兄「嬉しいくせに」
妹「って・・・ちょっと待って」
兄「ん?」
妹「口調”は”?」
兄「あっ・・・いや、そういう意味でなく・・・」
妹「・・・どうせ性格は生意気なはねっかえりですよ・・・えぇ、えぇ、そうでしょうそうでしょう・・・」
兄「す、拗ねるなよ・・・」
兄「なんかワガママ言うみたいだけど、こうなってみると昔の喋り方の妹がちょっと懐かしいな」
妹「今考えるとこの歳になってよく自分を『オレ』で通せてたなーって思う」
兄「ものすごい男らしい口調だったよな、はは」
妹「だよねぇ・・・力技だけど矯正されてよかったと思うし」
兄「自分でよかったって思うのか?」
妹「ふふん♪こないだも『可愛くなったね』ってクラスの男子に告られたよ」
兄「・・・はっ!?」
妹「御心配なく、きちんと丁重にお断りしました」
兄「・・・ホッ・・・」
妹「ちょっとは嫉妬とかしてくれるんだ?」
兄「うるせぇ//////」
妹「照れない照れない、嬉しいよお兄ちゃん♪」
兄「うるせー!!!!」
兄「前から不思議だったけど妹って料理いつの間に上手になったんだ?」
妹「えぇ?何よ今更・・・中学校の頃からだよ・・・」
兄「そうなのか?」
妹「うわ・・・完全に忘れてるんだ?自分が原因のくせに・・・」
兄「え?お、俺が原因なのかよ」
妹「ひどー・・・めちゃめちゃ傷ついたんだよ」
兄「ちょ、ちょっと待て、何の話だいったい・・・」
妹「調理実習の授業で作った炒め物」
兄「・・・を、俺が食べたの?」
妹「『ひでぇなコレ一体何の料理だよ、コゲと調味料の味しかしないじゃん、こんなの食べるのイヤだよ』」
兄「お、俺が言ったの?それ」
妹「家に帰ってから大声で泣いた」
兄「・・・ご、ごめん」
妹「それからね、死に物狂いで上手になって見返してやろうと思ったから」
兄「御見それしました!!ていうかごめんホントごめん」
妹「もういいって(くすっ)」
妹「口調も料理も、お兄ちゃんが思ってる以上に私は”お兄ちゃん”で構成されてるのよね」
兄「他にもなんかあったりするのか?」
妹「あるよ、他にもいっぱい」
兄「なんか責任重大じゃん俺・・・」
妹「まぁまぁ、料理も口調もよくなって逆に感謝してるんだよ?」
兄「・・・それはそれで照れる//////」
妹「あはは、顔可愛い」
兄「ほっとけ・・・」
妹「この腕時計も、”お兄ちゃん”でできてます」
兄「・・・あ、誕生日プレゼントにあげたやつだな?」
妹「せいか~い。ずっと大事にしてるんだ♪」
兄「なんかホント今日は照れくさい話ばっかだ//////」
妹「それだけ好きってこと」
兄「恥ずかしげもなく言うなよなそんなこと」
妹「なんでよ~、好きなのがいけないっていうの?」
兄「いけなくないけど恥ずかしいからおおっぴらに言わないでくれ」
妹「も~・・・お兄ちゃんってホントあれだよね」
兄「あれって?」
妹「なんていうんだっけ・・・ツンデレ?」
兄「だあああ!!うるせぇ!!やめろ!!」
妹「ほらほら、またツンツンしてきた♪」
兄「やーめーろーとー言ってるだろー」
妹「あは、でもまぁデレデレしてる時のほうが優しいから好きだよ」
兄「っっ//////」
妹「あれ?おにぃちゃ~ん?」
兄「うるせぇ!!もう一人で学校行く!!別の電車乗れよな!!」
妹「あっ、ちょっ・・・ヤダヤダ一緒に行く!!」
兄「ついてくんな!」
妹「・・・もー・・・すぐ怒る」
妹「ん」
兄「なんだよその手は・・・」
妹「手繋いでくれたらやめてあげる」
兄「知るか、バーカ」
妹「・・・私はーーーー!!お兄ちゃんのことがあーーーー!!」
兄「ぎゃあああああああああああ!!わかった、わかったから!!」
妹「えへへ♪」
兄「お前いつからそんな弄り好きになったんだ・・・」
妹「お兄ちゃんに似たんじゃないの?」
兄「ぐっ・・・(口の減らない奴・・・)」
妹「お兄ちゃん顔まっかだよ?」
兄「誰のせいだ!!」
兄「あっという間だな」
妹「実際そうだったね」
兄「あと一週間か」
妹「・・・うん・・・夢みたいだった」
兄「夢?」
妹「一ヶ月なんて、すぐ終わっちゃう・・・夢なら覚めないでいたほうが幸せなのかも・・・」(ぎゅっ)
兄「夢なんかじゃねぇよ」
妹「それは、分かってるんだけどさ・・・」
兄「忘れない。絶対に・・・」
妹「・・・私も、忘れない・・・大好きだよ・・・お兄ちゃん・・・」
兄「もし、これが夢なら・・・」
妹「夢なら・・・?」
兄「夢を終わらせない魔法を知ってる」
妹「・・・すごいね、お兄ちゃん魔法使いか・・・」
兄「・・・妹」
妹「うん?」
兄「好きだ」
妹「私も・・・」
妹「はずか・・・?・・・っっっ!!!//////」
兄「どうした?」
妹「や、だ、そんなに、見ないで・・・//////」
兄「見ないで?さっき自分から襲い掛かってきた奴のセリフか?」
妹「だって、それは、兄が」
兄「じゃあやめておくか?怖くなったろ?」
妹「・・・ハァ・・・っ・・・」
兄「・・・・」
妹「怖くなんか、ない、もん・・・」
兄「やれやれ・・・」
妹「兄は、こんな妹、けいべつする・・・?」
兄「いいや、軽蔑だとか、キライだとか、そんなチャチなもんじゃないよ」
妹「・・・?・・・」
兄「俺はお前のこと大好きだ、大好きで、大好きすぎて、だからついいじめたくなるんだよ・・・。ほら、もう隠しても見えてるぜ。お前の胸・・・」
妹「やぁ、い、言わないでいい、そんなの・・・」
兄「手、邪魔だぜ。どかせよ」
妹「っっ・・・・・////////」
兄「(くすっ)・・・綺麗だな、妹のおっぱい・・・誰の手も触れてない」
妹「らって、はじめて、だもん・・・」
兄「自分で触って弄ったことも?」
妹「そんなの、ない、よぉ・・・」
兄「じゃあ、これ触ったらどうなるのかも、知らないんだな」
妹「・・・さわる、の・・・?」
兄「触るよ。それ以上のこともする」
妹「・・・うん・・・」
妹「はぅっ・・・ん・・・なに、なんかへん・・・」
兄「どうした?まだ少し触っただけだぞ」
妹「・・・わ、かんないよぉ・・・」
兄「分かるまでもっとやってやろうか」
妹「んっ・・・おにぃ、ちゃんっ・・・」
兄「顔を隠すな。お前の可愛い顔が見れないだろ」
妹「いやぁ、恥ずかしいから、これ以上、みな・・・いで・・・」
兄「イヤだね」(ぐいっ)
妹「っっ//////」
兄「肌、すごく白いんだな、それにすべすべしてる」
妹「うぅ・・・てつき、やらしぃ・・・」
兄「でも俺に、こういうことされたかったんだろ?」
妹「わかんない、もぅわかんない//////」
兄「まぁ、イヤって言っても、もうやめないけどな」
兄「腰浮かせよ、下も脱がすぞ」
妹「・・・うん・・・」
兄「急に素直になったな?胸触られて感じたのか?」
妹「もう、あたまのなか、ぐちゃぐちゃで、なにも、わかんない」
兄「じゃあ俺が好きなように弄って遊んでやるよ。こことか」
妹「ひぁっ!!」
兄「こことか・・・」
妹「んんっ・・・」
兄「何も喋れなくなっちゃったか?」
妹「ハァッ・・・ハァッ・・・」
兄「・・・これで、お前は、もう丸裸だ」
妹「・・・み、みらいでぇ・・・」
兄「隠すな。俺に全部見せろ。でないと、ここでやめるぞ」
妹「やら、やらぁ・・・」
兄「じゃあどうすればいいか、分かるな?」
妹「・・・//////」
兄「・・・ここも、自分で弄ったりしてないのか?」
妹「それ・・・はぁ・・・うあっっ!?」
兄「正直に言えよ。怒ったりキライになったりしないから」
妹「・・・」
兄「言えないのか?オナニーしたことくらいあるんだろ?」
妹「そんなの、いえるわけない・・・//////」
兄「やれやれ・・・」(ちゅぷっ)
妹「――――!!!!!」
兄「分かるか?指が、先っぽだけ入ってるの」
妹「・・・ひぐっ・・・」
兄「もっと深く入る」
妹「・・・っったい、いたいっ!!」
兄「そりゃそうだろ、処女だもんな・・・」
妹「いひゃぁ、こんなの」
兄「でも、指なんかより、もっと痛いぜ・・・コレはな」
妹「これ・・・これ・・・が・・・」
兄「あぁ、これが男のモノだ。見たことなくても知ってはいるだろ?」
妹「う、うん・・・」
兄「さっきの何倍も痛いぜ?」
妹「う・・・ん・・・」
兄「ほら、股開けよ・・・」
妹「も、もう挿れるの・・・?」
兄「いいや」
妹「??」
兄「コレを、お前のここに」
妹「ふぁっ!!!!!」
兄「擦りつけていじめる」
妹「うあぁ、ああああああ、あぁああああぁ」
兄「どうだ?気持ちよくなってきたか?」
妹「らめ、これ、らめ、おかひく、なるっっ!!」
兄「なっちゃえよ。見ててやるから」
妹「いひゃぁ、みらいれ、みらいれぇぇ、ふぁあっ、はぁ、ああああああああああああああ」
兄「クリトリスに擦り付けられてイっちゃったのか?本当にオナニーもしたことなかったのか」
妹「みちゃらめって、いったのにぃぃ・・・」
兄「見ろよお前のえっちな汁で汚れちまった」
妹「そんなの、わらしのせいじゃ、ないもん//////」
兄「どうする?もうやめておくか?幸いお前はイけたみたいだからな、ここでやめてもいいぜ。お前次第だ」
妹「え?」
兄「どうしたいのか、自分で言ってみな」
妹「また、そうやって、ズルする・・・」
兄「そうか?でも俺は本当にやめたって構わないんだぜ?男の俺には処女を失うってのがどんな痛みなのか、全く分からないしな」
妹「でも、お兄ちゃんは、全然まだ、か、感じてないんでしょ・・・」
兄「まぁな」
妹「だったら、最後までして!私のことはいいから、お願い!」
兄「・・・わかった・・・」
兄「まずお前ので汚れたコレを、舐めて綺麗にしてくれよ」
妹「な、めて・・・?」
兄「あぁ、口で、舌で舐めて綺麗にするんだ。できるよな?」
妹「う、うん・・・やったことないけど、頑張る」
兄「いい子だ・・・」
妹「こ、こう?・・・んっ・・・ちゅるっ・・・んむっっ・・・」
兄「そうだ、口に咥えるだけじゃない、舌を使って裏のほうまで綺麗に舐めとるんだ」
妹「うん・・・」
兄「よし、上手だな・・・綺麗に舐めとったら、今度はコレをつけるんだ」
妹「これ・・・な、なに?」
兄「避妊具、ゴム、まぁコンドームだな」
妹「えっと、つ、つけ方なんか知らないよ・・・」
兄「教えてやる。まず袋から出して」
妹「・・・風船みたい・・・それで・・・?」
兄「そしたらそのちっちゃく出っ張ってるトコに、空気が入らないように気をつけて、コレに当てるんだ」
妹「え、えっと、うん、はい」
兄「そしたら下まで一気に」
妹「できたっ!・・・かな?これでいいの?」
兄「よし、いい子だ・・・じゃあ御褒美やるからな」
妹(ドキドキ)
兄「あんまり緊張して体硬くするなよ、余計痛いぞ」
妹「そんなこと言ったって、怖いものは怖い・・・」
兄「とにかく力抜きな、痛がらせたいわけじゃないからな」
妹「・・・変なときだけ、優しくなる・・・」
兄「こういうときぐらいはな、行くぞ」
妹「う、うん・・・」
兄「っっ!!」
妹「いっっっっ!!!!あっっっっ!!!!―――!!!」
兄「・・・全部お前の中に、入ったぞ・・・大丈夫か?」
妹「だいじょうぶに、みえる?」
兄「全然見えない」
妹「こんなに痛いなんて、聞いてないよ・・・」
兄「だから、どんだけ痛いか俺は知らないって言ったろうが・・・」
妹「ぐすっ・・・うぇっ・・・」
兄「泣くなよ・・・」
兄「バカだな・・・だから止めようって言ったのに・・・」(なでなで)
妹「だって・・・だって・・・」
兄「しばらくは、動かないでいてやるから・・・」
妹「うん・・・でも、いいの」
兄「あぁ?」
妹「気にしなくて、いいから・・・このまま、続けていいよ・・・」
兄「痛いんだろ?」
妹「私だけ気持ちよくなっちゃ、ズルいもん・・・お兄ちゃんも気持ちよくなって欲しい・・・。私の中で、気持ちよくなってくれるなら、それだけで、嬉しいから・・・」
兄「・・・ほんと、バカだなお前は」
妹「なんでさぁ・・・」
兄「これじゃ俺が悪者じゃねぇかよ・・・ったく・・・本当に、いいんだな?」
妹「いいよ・・・最後まで・・・」
兄「・・・動くぞ・・・」
兄「はぁ、はぁっ・・・はぁっ・・・」
妹「ひぐっ・・・んっ・・・んんっ・・・」
兄「おい、大丈夫か?」
妹「きにしなくていいってば、いたいの、我慢してるから、はや、くっ・・・」
兄「うん・・・」
妹「きもちいいの?おにいちゃん・・・」
兄「あぁ、いいよ。お前の中、すごく気持ちいい」
妹「うん、・・・うん、・・・嬉しい・・・」
兄「くっ・・・」
妹「なんか、もう、あたまが痺れて、だめだ・・・」
兄「妹・・・?少しずつ、感じてきてるのか?」
妹「わかんらい・・・もう、しゃべれない・・・」
兄「お、俺、もう、そろそろっっ」
妹「うんっ・・・このまま、さい、ご、までっ」
兄「うぁああああっ!!!!」
妹「・・・」
兄「・・・」
妹「・・・熱した棒を無理やり出し入れされたみたい」
兄「わざわざ言うなそんなこと」
妹「まだ中に入ってるみたいで、なんか気持ち悪いっていうか・・・」
兄「俺のせいじゃないからな。お前が襲ってきて、お前がしたいって言ったんだぞ」
妹「別に責めてなんかないよ。ただ思ったこと言っただけ」
兄「・・・痛かったろ、ごめんな」
妹「いいよそんなの・・・ちょっと嬉しかったもん・・・」
兄「してるのが?」
妹「そうじゃなくって、あのときだけは、兄の頭の中は、私だけだっただろ」
兄「//////何変なこと言ってんだバーカ」
妹「照れてる」
兄「照れてない」
妹「顔赤いの可愛いんだな、兄」
兄「うるせ」
兄「・・・うわっ」
妹「なにそれ、朝から人の顔見るなり『うわっ』はないんじゃない?」
兄「い、いや、ゴメン・・・しかし妹」
妹「何?」
兄「昨日も思ったけど、随分女らしくなったよな・・・」
妹「いきなり何言ってるんだか・・・//////もう朝ごはんできてるよ、何度も呼んだのに起きないお兄ちゃんが悪いんだからね」
兄「かわしかたも上手になったもんだ」
妹「そりゃ、あれだけからかわれてたらね・・・」
兄「・・・逆につまらねーな・・・」
妹「だからっ!私で遊ぶの禁止!!」
兄「つまんねーの」
兄「喋るの、辛くなくなったのか?」
妹「うん、なんだかいつの間にかね・・・自分でも不思議だけど、なんだか慣れちゃったみたい」
兄「随分頑張ってたもんな」
妹「・・・、で?」
兄「で?って何だよ」
妹「前の私と比べてどう?ってこと」
兄「あぁ・・・うん、なんだか今になってみると前の喋り方も結構よかったかもな」
妹「今更そんなこと言われても、もう戻せって言ったってそう簡単に戻らないからね」
兄「戻さなくっていいけどさ、似合ってるし」
妹「似合ってると言われればそりゃ、悪い気はしないけど・・・」
兄「でもなー」
妹「ん?」
兄「ポニーテールをやめることはなかったんじゃないか?」
妹「ぇ」
兄「・・・俺ポニー好きなのに」
妹「ちょ、ちょっとリボン買って来る」
兄「冗談だよ」
友「妹ーおはよー」
妹「うん、おはよ」
友「随分自然になったねぇ、もうマイナスつけられなくて悲しいわ」
妹「たまに思うんだけど友って兄と属性同じだよね・・・」
友「属性って?」
妹「S属性が・・・」
友「あらあら、この子ったらいつの間にそんな高等言語を学んだのかしら・・・」
妹「バカにしてるでしょ・・・」
友「でも違うよ、そうじゃなくってあんたがMなだけ」
妹「なんでそうなるのよ!?」
妹「ふぇー・・・」
友「なんなのよその緊張感のないだらけた表情は」
妹「い、いや、別に何でもないけど」
友「さては兄君と何かあったね」
妹「ギクッ」
友「何があったのか言ってみたまえ」
妹「こ、コレばっかりは拒否権を」
友「まぁ、大体分かるけど」
妹「う、嘘でしょ?嘘だよね!!?ねぇ!!」
友「さぞ幸せだったでしょうに・・・」
妹「わぁ~~~~!!い、言わないでよ!!ぜっっったい言わないでよ!!!!」
友「言わないけど弄るのはやめない」
妹「やっぱりS属性だ・・・」
兄「妹~」
友「お、愛しの彼の登場ですな」
妹「や、やめてよ、もう」
友「幸せ者~羨ましいなぁ」
妹「もうあっち行ってて//////」
兄「妹」
妹「あっう、うん・・・何?」
兄「今日の帰りにちょっと寄りたいところあるんだけど、大丈夫か?」
妹「あ、うん、大丈夫だよ」
兄「じゃあ、また帰りにな」
妹「うん・・・ってそんなことメールで言えばいいのに」
友「顔を見て話したいという男心を理解できないとは・・・まだまだね」
妹「またすぐそうやって背後に現れるっ!!」
友「人を幽霊みたいに言わないでよね失敬な」
兄「んー・・・っと・・・」
妹「また参考書?もう凄い量になってない?」
兄「必要なら貸してやろうか?もう使わなくなったのもあるし」
妹「(ペラペラ・・・)い、いい・・・やめとく・・・」
兄「お前も漫画ばっかり読んでないで勉強したら?」
妹「そ、それは関係ないでしょ・・・」
兄「成績のことで親に怒られても責任もたないからな」
妹「そのときは、またお兄ちゃんに教えてもらうからいいもん」
兄「えぇ、だってお前まともに勉強しようともしなかったじゃん・・・」
妹「あ、あれはこの前だけだってば!!//////」
妹「・・・ねぇ、そういえばずっと聞きたかったんだけど」
兄「なんだ?また英語?」
妹「そうじゃなくってさ」
兄「じゃあ何」
妹「お兄ちゃん童貞じゃなかったんだね」
兄「ぶっ!!」
妹「前に誰かとしたこと、あったんだ?」
兄「・・・黙秘します」
妹「なんかすっごい悔しいんだけど・・・」
兄「なんでだよ!?どうでもいいだろそんなこと!」
妹「よくないっ!!相手は誰!?私の知ってる人!?」
兄「わーわー!!聞こえないっ!!」
妹「また逃げる!!卑怯者!!」
兄「わーわー!!」
兄「いてて・・・本気で怒るなよな」
妹「じゃあなんで隠すの?やましいことがないなら言えばいいじゃん!」
兄「うるっさいな・・・言いたくないことの一つや二つお前だってあるだろが」
妹「ぐっ・・・(口の減らない奴・・・)」
兄「じゃあ、俺がわざわざ教えてやった英語の期末試験の点数は?」
妹「そ、それは・・・」
兄「ほーら、どうした、言えないのか」
妹「だって・・・あんな点数申し訳なくて言えないよ・・・」
兄「と、いうことなので俺も教えない」
妹「じゃ、じゃあ点数言うから教えて!!」
兄「もう締め切りましたー」
妹「結局教えてくれないんじゃん!!」
兄「・・・」
妹「・・・(じーーーーっ)」
兄「まぁだ拗ねてやがる・・・」
妹「教えてくれるまで機嫌直さないもん・・・」
兄「教えたらもっと機嫌悪くなるかも知れないのに言うかバカ」
妹「・・・(じーーーーっ)」
兄「ったく、大体俺だって男だぞ、元カノの一人二人いたって別に罪にはならないだろ!!」
妹「・・・それは、まぁ・・・」
兄「納得してないって顔してるぞぉ」
妹「でもやっぱり気になる・・・」
兄「しつこい奴は嫌いだ」
妹「うぇぇ!?そ、そんなっ」
兄「ふんっ」
妹「ま、待ってよ!ごめん!謝るからっ!!」
妹「結局なんだかうまくまるめこまれた気分」
兄「いいからもう詮索はなしだ」
妹「ちぇーっ・・・私だけじゃないのか・・・」
兄「不可抗力だ、大体その頃俺もお前も仲そんなよくなかったし」
妹「私は昔から兄一筋だったっ!!」
兄「お、大声で言うことか恥ずかしい奴だな!!」
妹「私は兄のことがだいだいだいだいだいす―――もがっ!!」
兄「恥ずかしいから言うんじゃねぇっての!!//////」
妹「・・・」
兄「おい、何『この手は使えるかも』って顔してる」
妹「わかっちゃった?」
兄妹「ただいまー」
兄「ふぃー、今日も暑かった」
妹「わぁっ!!ワイシャツ乱暴に脱ぎ捨てるの禁止!!洗濯するの私なんだから!!」
兄「・・・なんか前よりどんどん説教じみてきたなお前・・・」
妹「文句あるなら自分で洗濯してよ!子供じゃないんだから!」
兄「・・・」
妹「何」
兄「いつの間にか妹っぷりが板についてきたなと思って」
妹「う、嬉しくない!嬉しくないからね!!//////」
兄「嬉しいのか」
妹「ないってば//////」
兄「どう見ても嬉しそうだ」
兄「おはよう」
妹「おはよ♪今日もいい天気だよ、朝ごはん冷める前に食べちゃってね」
兄「お、おう・・・」
妹「な、何よ人の顔じろじろ見て・・・恥ずかしいなもぅ・・・」
兄「いや、はなし方が・・・」
妹「ぇ?何か変?」
兄「いや、口調は完全に女らしく可愛くなったと思っただけ」
妹「ほ、褒めても何にも出ないからね//////」
兄「嬉しいくせに」
妹「って・・・ちょっと待って」
兄「ん?」
妹「口調”は”?」
兄「あっ・・・いや、そういう意味でなく・・・」
妹「・・・どうせ性格は生意気なはねっかえりですよ・・・えぇ、えぇ、そうでしょうそうでしょう・・・」
兄「す、拗ねるなよ・・・」
兄「なんかワガママ言うみたいだけど、こうなってみると昔の喋り方の妹がちょっと懐かしいな」
妹「今考えるとこの歳になってよく自分を『オレ』で通せてたなーって思う」
兄「ものすごい男らしい口調だったよな、はは」
妹「だよねぇ・・・力技だけど矯正されてよかったと思うし」
兄「自分でよかったって思うのか?」
妹「ふふん♪こないだも『可愛くなったね』ってクラスの男子に告られたよ」
兄「・・・はっ!?」
妹「御心配なく、きちんと丁重にお断りしました」
兄「・・・ホッ・・・」
妹「ちょっとは嫉妬とかしてくれるんだ?」
兄「うるせぇ//////」
妹「照れない照れない、嬉しいよお兄ちゃん♪」
兄「うるせー!!!!」
兄「前から不思議だったけど妹って料理いつの間に上手になったんだ?」
妹「えぇ?何よ今更・・・中学校の頃からだよ・・・」
兄「そうなのか?」
妹「うわ・・・完全に忘れてるんだ?自分が原因のくせに・・・」
兄「え?お、俺が原因なのかよ」
妹「ひどー・・・めちゃめちゃ傷ついたんだよ」
兄「ちょ、ちょっと待て、何の話だいったい・・・」
妹「調理実習の授業で作った炒め物」
兄「・・・を、俺が食べたの?」
妹「『ひでぇなコレ一体何の料理だよ、コゲと調味料の味しかしないじゃん、こんなの食べるのイヤだよ』」
兄「お、俺が言ったの?それ」
妹「家に帰ってから大声で泣いた」
兄「・・・ご、ごめん」
妹「それからね、死に物狂いで上手になって見返してやろうと思ったから」
兄「御見それしました!!ていうかごめんホントごめん」
妹「もういいって(くすっ)」
妹「口調も料理も、お兄ちゃんが思ってる以上に私は”お兄ちゃん”で構成されてるのよね」
兄「他にもなんかあったりするのか?」
妹「あるよ、他にもいっぱい」
兄「なんか責任重大じゃん俺・・・」
妹「まぁまぁ、料理も口調もよくなって逆に感謝してるんだよ?」
兄「・・・それはそれで照れる//////」
妹「あはは、顔可愛い」
兄「ほっとけ・・・」
妹「この腕時計も、”お兄ちゃん”でできてます」
兄「・・・あ、誕生日プレゼントにあげたやつだな?」
妹「せいか~い。ずっと大事にしてるんだ♪」
兄「なんかホント今日は照れくさい話ばっかだ//////」
妹「それだけ好きってこと」
兄「恥ずかしげもなく言うなよなそんなこと」
妹「なんでよ~、好きなのがいけないっていうの?」
兄「いけなくないけど恥ずかしいからおおっぴらに言わないでくれ」
妹「も~・・・お兄ちゃんってホントあれだよね」
兄「あれって?」
妹「なんていうんだっけ・・・ツンデレ?」
兄「だあああ!!うるせぇ!!やめろ!!」
妹「ほらほら、またツンツンしてきた♪」
兄「やーめーろーとー言ってるだろー」
妹「あは、でもまぁデレデレしてる時のほうが優しいから好きだよ」
兄「っっ//////」
妹「あれ?おにぃちゃ~ん?」
兄「うるせぇ!!もう一人で学校行く!!別の電車乗れよな!!」
妹「あっ、ちょっ・・・ヤダヤダ一緒に行く!!」
兄「ついてくんな!」
妹「・・・もー・・・すぐ怒る」
妹「ん」
兄「なんだよその手は・・・」
妹「手繋いでくれたらやめてあげる」
兄「知るか、バーカ」
妹「・・・私はーーーー!!お兄ちゃんのことがあーーーー!!」
兄「ぎゃあああああああああああ!!わかった、わかったから!!」
妹「えへへ♪」
兄「お前いつからそんな弄り好きになったんだ・・・」
妹「お兄ちゃんに似たんじゃないの?」
兄「ぐっ・・・(口の減らない奴・・・)」
妹「お兄ちゃん顔まっかだよ?」
兄「誰のせいだ!!」
兄「あっという間だな」
妹「実際そうだったね」
兄「あと一週間か」
妹「・・・うん・・・夢みたいだった」
兄「夢?」
妹「一ヶ月なんて、すぐ終わっちゃう・・・夢なら覚めないでいたほうが幸せなのかも・・・」(ぎゅっ)
兄「夢なんかじゃねぇよ」
妹「それは、分かってるんだけどさ・・・」
兄「忘れない。絶対に・・・」
妹「・・・私も、忘れない・・・大好きだよ・・・お兄ちゃん・・・」
兄「もし、これが夢なら・・・」
妹「夢なら・・・?」
兄「夢を終わらせない魔法を知ってる」
妹「・・・すごいね、お兄ちゃん魔法使いか・・・」
兄「・・・妹」
妹「うん?」
兄「好きだ」
妹「私も・・・」